アルムのお話 『悪魔』

18/19
前へ
/19ページ
次へ
「依頼…?」 「らしいのだ!先生からの伝言伝えたのだ☆」 いきなりの話だった。 アルムが僕の目の前に現れて、先生からの依頼の用件を話し始めた。 その依頼っていうのが… ランクSのファイアドラゴンが森で暴れているので倒してくれ…という依頼。 メンバーは4人まで。 ランクSという事なので、僕は重要らしい。 「メンバーは…決まってないの?」 「ワルツが決めるのだ!リーダーはワルツなのだ!」 「そうなんだ…。じゃ、罰ならアルムは決定…。」 「えぇ!?Sランクの依頼なんて無理なのだ!!ボク、即死なのだ~ッ!!」 ジタバタと暴れまくるアルムを見て、僕はアルムの頭をポンポンっと軽く叩いた。 「大丈夫。ショウとカミハラも連れてくから。それに、何かあったら守ってあげるから。約束する…。」 「っ…///なんか、そのセリフ…恥ずかしいのだ…///」 「ごめん…。」 「謝らなくて良いのだ。あと…いつまで頭を叩いてるつもりなのだ?背が縮みそうなのだ…」 「ご、ごめん…💧」 「とりあえず、ショウ達にOKか聞くのだ!」 「うん。」 「俺が…Sランクの…?」 「私、絶対に無理ッ!!」 説明したのは良いが、やはり返ってくるのはNO。 僕が頭を下げてお願いをしようとしたその時、下の方から声がした。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加