忘れたい記憶…

7/8
前へ
/202ページ
次へ
10数人並んでいる列へ私たちも並ぶ。 「まだ20分早いのに結構多いね~。」 「危なかったね。」 そしてまた並んでいる間も私たちはしゃべってた。 テンションも高かった。 久しぶりの映画だったからね。 だから話も盛り上がり、声もだんだん大きくなってきたとき、私は3人後ろにいた人と目が合った。 …わ! 私はとっさに目を反らしたけど、その人は隣にいた友達に何か言った後、私に近づいてきて肩を叩いた。 「…ナツミちゃん?だよね!?」 「…え?」 ぱっと見、誰だか分からなかった。 だけどよく見たら、見たことある顔…。 「…?」 「ゆみだよ!田中友美!小学生のとき転校したんだけど。」 「ゆみちゃん!?」 「そう!」 まさかの ゆみちゃんだった。
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2852人が本棚に入れています
本棚に追加