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「えー分かんなかった~。」
「久しぶりだね!私ナツミちゃんには会いたかったんだ~!良かった会えて!」
ナツミちゃんには…?
なぜ?
そしてゆみちゃんはふと私の隣にいたマリコを見た。
その瞬間、ゆみちゃんは固まった。
「…久しぶり、ゆみちゃん。」
マリコが言った。
「…マリコちゃん…?」
「そう。」
「…ナツミちゃん、…マリコちゃんとまだ一緒に…いたんだ…。」
そして後退りして、
「じゃあね。」
と私に手を振り、戻っていった。
「ゆみちゃん久しぶりだったね。」
マリコに話かけた。
しかし無言。
…?
マリコの頭の上を見た。
あの黒い記憶が
一番前にあった。
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