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「ごめんね、気の利かない社長で。
もしおかわり欲しかった言ってね。
いつでも淹れてあげるから。」
とても格好良かった。
私も大きくなったらあんな風になりたい、初めてそう思える大人だった。
「あの人、だれですか?」
暢気にお茶を啜っている社長に聞いてみた。
「彼女ですか?
彼女は私が信頼を置いている部下です。」
ニコニコと答えてくれた。
こんな人にも信頼されているなんて!
また憧れてしまった。
「それなら、今度は彼女の話でもしましょうかね。」
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