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「王様・・ですか?」
「はい、哀しみの王です」
大巫女は微笑みながら話す
「この子が成長するのをしっかり見守らないとクロノアさんに悪いですからね」
クロノアという言葉にロロは一瞬反応したものの黙りこんでしまった
「クロノアか・・・あいつ今頃なにしてるかな・・」
ポプカは懐かしそうに言う
「彼ならまたどこかで旅をしているんでしょう・・」
大巫女も目をつぶりながら言う
クロノアがこのルーナティアから旅立ってもう数ヶ月は経った
しかしルーナティアの民のクロノアの記憶はまだ鮮明に残っている
「彼がしてくれたことを無駄にしてはなりませんから」
そいうと大巫女は再びベッドを眺めた
「・・・」
さすがのポプカも思いつめることがあるようで黙っていた
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