プロローグ

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「昨日もおさい銭は0か・・・」  まだ少し肌寒い風にふかれる紅白の衣装。  それをまとうのは博麗神社の巫女、博麗 霊夢である。  部屋に戻りお茶を飲もうとしたが、 「あら、お茶がないわ」 「どーしたんだ」  後ろに、伊吹 萃香が立っていた。彼女は人ならざるもの、鬼である。博麗神社の居候の身だ。 「あ、翠香。いつ起きたのよ」 「ついさっき。ところでどーしたんだ」 「お茶が切れたのよ。買いにいかなきゃね。」 「ならここはどうだ?今朝枕もとに置いてあったんだけど」  翠香の手にはチラシらしき紙があった。それを受け取り、 「へぇ、新しくできたお店ねぇ」 「いまから行こう」  少し興奮ぎみの萃香がいう。 「そうね。お店も見てみたいしね」  そうして霊夢と萃香はショッピングモールにでかけた。  このあと、【異変】に巻き込まれるとも知らず。
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