36 美女連環の計 (完)

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王允の後ろから出てきた人物は董卓のよく知っている人物だった。 「お、お前は呂布!! 早く、王允もろともにこいつらをやれ!!」 董卓は動揺を隠せずまま、大声で呂布に命令する。 が、呂布は動かない。 「ど、どうした!? 呂布! 早くやらないか!!」 呂布が動かないことで、董卓の動揺は更にひどくなる。 「聞いただろ、董卓。お前は誅される」 低い声で呂布は董卓に宣告する。 そして、呂布はズンズンと董卓に近づいていく。逆に董卓は後退りをして行くが、囲まれてさがることが出来ない。 「りょっ、呂布! 俺とお前とは義兄弟だろ! お前は、兄を討つのか!?」 董卓は叫ぶが、その叫びも無常に終わる。 「それはお前が勝手に言ったことだろ。俺はお前のことを兄だと思ったことはない」 その言葉を最後に呂布は董卓を動けなくなるまで殴り、蹴るを繰り返した。 こうして、董卓は洛陽、長安高校から離れることになった。 その後、呂布は転々と高校をまわることになる。 そして、王允は――。
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