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トク「ああ、無論知っている。負傷の理由は授業中居眠りをしている生徒にチョークを投げつけた。授業中お喋りをしている生徒をひっぱたいた。廊下を走っている生徒を蹴った…あげればキリがないが…まぁ体罰だな」
話しを聞いて思ったこと……体罰はジャス学では当たり前のことだ。俺もよくチョークを投げられる。元々が厳しいエリート校のため真面目でない者は時折保健室へと運ばれる…しかし……。
チハル「しかし…今まではここまで怪我人が続出しませんでした」
そうなのだ。
体罰により授業を受けられなくなるのも問題なために被害はこれまで少なかった。
トク「……居眠りしてた奴に当たったチョーク……粉々になったらしい。もうひとつ…お喋りしてた奴…天井に激突するぐらい吹っ飛ばされたらしい……加減がないってことだな」
……厳しいにもほどがある。
いつか死人がでるんじゃないのか?
チハル「……教育者のやることじゃない……直談判に行ってきます」
チハルは立ち上がりドアの方へと歩きだす。
トク「待ちたまえチハルくん!!まだ動くには早い!!」
トクちゃんの言葉を無視してチハルは生徒会室からでていく。
トク「ちっ……校長が不在の時になぜこうも問題が起きるのか……」
トクちゃんは頭を抱えている。
マサユキ「とりあえずチハルが無茶しないように見てくる」
トク「ああ、頼む」
トクちゃんは頭を抱えたまま答えた。
まだ先生がきて初日だってのに…無駄に行動が早いなチハル。
俺は生徒会室をでるとまっすぐ職員室に向かう。
走っていけば追い付けるかな?
しかし職員室に着くとチハルはすでに新任の教師の前に立っていた。
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