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チハル「いえ、生徒会は生徒全員のためにあり生徒全員がよりよい環境で学習、生活できるように尽力を尽くすものです。教頭の行った怪我人を増やすだけの合宿のためにあるものではありません」
まぁその合宿騒動で生徒会のメンバーもほとんど病院送りだし…いい迷惑だったな。
ゴロー「…………わからない奴だな…ともかく、君のような生徒を全員従わせるために彼等を学校に呼んだんだ…覚悟するんだな、彼等はスペシャリストだ」
余裕はなさそうだが教頭はにやける。
チハル「ええ、楽しみにしています。生徒会は負けませんから」
チハルが校長室から出ていく。
マサユキ「教頭、ダイエットした方がいいですよ」
俺も教頭に言って校長室からでる。
チハルが少し前を歩いている。
教頭は「彼等」と言った。
英語教師以外にも転校生二人…そしてヤマザキ先生。
きっと前の高校でも同じようなことをしたんだろう。
チハル「なんだよあのエロ教頭!!マジムカつく!!」
さりげなくチハルに追い付くとチハルが愚痴る。
マサユキ「これから大変になりそうだね」
俺は廊下の天井を見ながら歩く。
チハル「明日の生徒会で話さないとね、あー…教頭殴りたいー」
俺達が廊下を歩いていると、ふと目の前に二人の男子生徒が立ちふさがる。
マサユキ「ちょっとそこ、どいてほしいんだけど?」
俺がかわそうとすると前にきて進めないようにする。
チハルに対しても同様に道を塞ぐ。
体格のいい方「ヤスダ先生にさっきなんか言ってたろ?教師に文句言うなんてありえねえなぁ…」
男子二人のチハルの方に立ちふさがってる体格のいい方が言う。
ヤスダ先生……?
すぐにわかった。英語教師のことだな。
体格のいい方「ここじゃ人の通りがあるついてきな」
すぐに把握する。
こいつらが転校生だ。
体格のいい方とぽっちゃりお兄系の二人組……どっちが二年でどっちが三年かわからないが……俺達とやるつもりだ。
俺とチハルはついていく。
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