転校生と新任教師(マサユキ)

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イマイ「ははん!!中々やるじゃねぇか眼鏡っ子!!」     チハルの肩口からの鞭の横なぎをイマイはジャンプでかわすと即座に空中で蹴りを放つ。   チハルはしゃがんでかわすと反動をつけて立ち上がりハイキックを放つ。   あぶねって、スカートでそれやんなって…     しかしイマイはそれを両腕でしっかりとガードする。     五分五分か。     ヨウ「ゲヘへッ!!ゲヘへヘヘッ!!」   そしてこっちには勘違いしたぽっちゃり系が鉄パイプ片手に殴りかかってくる。     単調なその攻撃を俺は体を左右に10cmほど動かす動作を繰り返すだけで避け続ける。     隙だらけだな…   ヨウの大振りの鉄パイプを避けると俺は最小限の動きでその顔面に肘打ちを浴びせる。     ヨウ「ぷあっ!!??」   カウンター気味に入ったため痛そうに仰け反るヨウ。   鉄パイプがカランカランと地に落ちる…次の瞬間ヨウは反撃を開始していた。   いつのまにかその右手に黒い凶器らしき物を持ち、それをこっちに突き出してくる。       ………!?     直感でヤバイと判断した俺は素早い前蹴りでヨウを吹っ飛ばす。       マサユキ「……スタンガン……か」     ヨウ「ゲヘへッ、もうちょいだったのに、おしかったなぁー」     前蹴りで吹っ飛び尻餅をついたヨウが右手に持った凶器をバチバチといわせながら俺に見せ付ける。     マサユキ「どこで買ったんだか…」     ヨウ「ゲヘへ、我等が聖地で手に入れたんだ」     俺は思う……こいつは馬鹿だと。     マサユキ「……秋葉原か」     電化製品…聖地…そのふたつから割り出される答えはそれしかなかった。   俺もよく行く…というか俺は隠れオタクだからだ。       それはともかく…     ヨウは立ち上がりスタンガン片手にジリジリと距離を詰めてくる。     電圧がどれくらいうるかわからないが…一発もらえば気絶しかねない…緊張感が生まれた。
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