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体育館に着くとジャス学の全校生徒が並んでいる。
怪我で入院してる人が多数いるとはいえ…その数は半端ない…2000人ぐらいか？
教頭が壇上に立っている。
あいつまた太ったんじゃないか？
ゴロー「えー…全校生徒の諸君。おはよう」
全校生徒「おはようございまーす!!!!!!!!!!!!」
まるで軍隊だな。
ゴロー「いい返事だ。学校全体がまとまってきている感じがするね。さて、今日の朝会を開いた理由を説明したいと思います。えー…最近は生徒の授業態度もよく、みんな頑張ってるんだなーと感じます」
よくもまぁ、そんなことが言えたもんだ。
ゴロー「やはり生徒は教師の言うことちゃんと聞いて勉学に励むものだと思います」
間違った教師に従う道理がない。
ゴロー「それで……皆さん、先月の私が発案した強化合宿を思い出してもらいたい…この学園だけではなく他の学校の成績も上げようという、まさにこの地域のためになる計画でした」
自分に都合のいいように喋ってるな…。くだらない。
ゴロー「その強化合宿に非協力的な生徒が複数いました…とても残念なことです」
………待てよ？
病院送りになった生徒はその非協力的な生徒ばかりじゃないか？
ゴロー「そして学園のために存在するはずの生徒会に至っては誰一人協力してくれませんでした」
逆恨みもいいとこだ……少なくともトクちゃんやチハルは学園のためには頑張った。教頭のためには頑張らなかったが。
ゴロー「そこで………見せしめのためにこの場で生徒会副会長のコバタくんに制裁をくわえたいと思います」
…………！？
俺の額に汗が伝う。
まさかこのタイミングで…。
ゴロー「そして制裁をくわえるのは本日より創部される執行部の顧問と副顧問…そして部員のこの二人です」
教頭がニヤニヤしている。
そいつらが誰かはもう皆わかっている。
そいつらは教頭の前に行くと横に並び生徒達の方を向く。
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