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チハル「とりあえず生徒会長が寂しがってるから…たまには顔だすんだよ?」
チハルは食事を終えたのか席を立つ。
マサユキ「ちょ…お前、それハンバーグふたくちくらいしか食べてなくない?米とかまんま残ってんだけど……」
チハルのトレーには少しハンバーグが欠けただけのハンバーグ定食が残っている。
チハル「だって私…小食だもん」
チハルはそう言って去っていった。
生徒会か……トクちゃんに誘われて入ったけど…小難しい話しばかりで正直めんどい。
まぁ顔だけだすかな…。
俺はゆっくりと昼食を楽しんだ。
………その後。
午後の授業を済ませた俺は生徒会室の前にいる。
悩んでいる。
入るか帰るか…
コバタ「お、マーくんじゃん!あはは、久しぶり。今日は生徒会に顔だすの?」
ポンッと俺の肩を叩きコバタ先輩が背後から現れた。
彼はちょいイケメン風でミディアム手前の茶髪が鮮やかな男子だ。身長はたぶん180cmくらい。
マサユキ「はぁ……たまには出ないといけないかなぁーって」
彼はいつもニヤニヤしている。真顔だとイケメンなんだが……悔やまれる。
コバタ「あはは、まぁ退屈だからねー、俺なんかしょっちゅう寝てるよー」
そして彼はこれでも副会長だ。……副会長が寝るのもどうかと思うけど…。
そんなこんなで俺とコバタ先輩は共に生徒会室へと入っていった。
扉を開けると正面奥に豪華な机がある。
生徒会長の席だ。
そして左右に長いテーブルとパイプ椅子が並んでいる。
部屋の広さは教室二個分で映写機やらなんやら色々ある。
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