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トク「おや?マーくんじゃないか!嬉しいね、やっと生徒会としての自覚を持ってくれたのかな?」
生徒会室の中央にいたトクちゃんが俺を発見すると笑顔になる。
コバタ先輩はさりげなく適当なパイプ椅子に座る。
マサユキ「そうゆうわけじゃないけど……たまには真面目にやろうかなぁーって…」
まぁトクちゃんが喜んでくれるなら少しは来た甲斐がある。
トク「けっこうけっこう、来てくれただけでも嬉しいよ。とりあえずお茶でもだすから他のメンバーがくるまで待っていてくれたまえ」
コバタ「あはは、トクさんはマーくんに優しいねぇ。他の1年が嫉妬しちゃうんじゃないの?」
やめてくれコバタ先輩…なんか恥ずかしい。
とりあえず俺は適当な席に座る。
トク「マーくんとは付き合いが長いからね…それにマーくんは優秀だから仕方ない」
やめてくれトクちゃん…恥ずかしい。
とりあえずトクちゃんが俺の目の前にお茶をだしてくれた。
しばらくするとチハルが入室してきた。
チハルは俺に気付いたらしく座っている俺の前をわざとらしく通過する。
チハル「……ちゃんと来たな…偉い」
チハルは小声でそう言った。
生徒会室に4人集まりしばらくの時間が経過した。
トク「よし、じゃあそろそろ会議を始めようか」
トクちゃんが生徒会長用の椅子に座ると言った。
マサユキ「え?ちょ…他の人は?」
生徒会役員が4人ではあまりに少なすぎる。
かなり前に生徒会にでた時は……もっと人がいたはず。
チハル「先月の五輪の生徒が来た時にみんな病院送りになり、まだ誰も退院してないんです」
俺は…なるほど…と思った。
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