第一章・第一話「始まりの始まり」

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生徒「あぁ、また明日」 と、お隣さんはドアを閉めた。 俺もフォルテを部屋に入れ、ドアを閉めた。 フェイト「楽しかったぞ、フォルテ」 見ると、なんか精神崩壊起こしそうなフォルテがいた。 やりすぎたか? フォルテ「フェ、フェイト……お、お前なぁ」 フェイト「悪かった悪かった、まぁ気にするなって」 フォルテ「お前が言うなっての!」 フェイト「で、用事はなんだ?」 フォルテ「ん……、あ~~~、忘れちまった。また思い出したら言う」 そう言い残してフォルテは去っていった。 本当に何しに来たんだろうな、アイツ。まぁ俺のせいなんだが。 フェイト「さて、今度こそ寝よう」 灯りを消し、ベッドに寝転がる。 と、窓の外に小さな黒猫がいた。 背景に月を背負い、立つ姿は美しかった。 俺はカメラを取り出し、再び窓に目を向けた。 フェイト「あれ……?」
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