第一章・第一話「始まりの始まり」

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―――――翌日。 昨夜カーテンを閉め忘れたせいで、容赦なく朝日がフェイトに差した。 フェイト「うぉ………」 すっごい眩しい。 普通ならここは、カーテンの隙間から朝日が差し込むっていうなるはずだろ。 なんで容赦なく降り注ぐんだ。 フェイト「まぁ、目は覚めたな……」 とりあえず支度をしよう。 二度寝したらまず起きれないからな。俺、朝弱いし。 いつも通り、顔を洗い、歯を磨き、適当に髪をセットして、制服(学ラン)に着替える。 いつも朝はギリギリだったせいか、動きに無駄がない。 フェイト「時間が余りすぎた…どうするかな」 といっても、何かすることがあるわけでもない。 さっさと校舎のほうに行くとするか。 というわけで、寮から学校までの道(地味に500m近くある)を一人で歩いている俺。 フォルテは起こそうと頑張ったが起きなかった。 ランドはどうやら既に行って早朝補習を受けているようだ。 フェイト「あれ?」 前を歩く一人の少女が目に入った。 流れるように少しウェーブがかかったブロンドの長髪は、何人か歩いている中でもひときわ目立つ。 昨日すれ違った子だな。 ちょっと声をかけてみるか。 フェイト「おはよう」 突然となりにいって挨拶をすると、その子は少し驚いたようだが、挨拶を返してくれた。 ??「おはようございます」 フェイト「君、名前はなんていうんだ?」 と、その言葉を口にした瞬間だった。
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