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その一言で一斉に教室が騒がしくなる。
女の子なのかな、男はもういらねー、可愛い子だといいな、などなど……口々に私語を発する生徒たち。主に男子。
よくも転入生ってだけでこれだけ騒げるものだ。
アル「はいはい、みんな静かに!そんなに騒ぐと入りづらくなってしまいますよ!」
は~い、と静かになる教室。
………小学校ですか?
アル「うん、じゃあ入ってもらいましょう。どうぞ?」
??「あ、はい。では失礼いたしますわね」
アルが引くと大きな音を立てて開くドアが、ほとんど音を立てずにスッ…と開く。
コツ、コツ、と軽い音を立てて入ってきたのは、背格好からして女子。
波打つようになびくブロンドの長髪。
………って、あれ?この子……
女子は黒板の前までいくと、黒板に…
ステラ・チェリッシュ
と書いた。
フェイト「まさかの転入生………だな」
フォルテ「フェイト、昨日の美少女だ」
ステラは生徒たちのほうに向き直り、浅めにおじぎをする。
ステラ「初めまして、ステラ・チェリッシュですわ。よろしくお願いします」
アル「じゃあみんな、質問があったら挙手してください。先生が当てたら質問してもいいですよ?」
シュバッッッッ!!!
と、一斉に手を挙げる男子全員。俺以外だ。
女子も七割は挙げている。
……いいクラスだな、はぁ。
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