月の涙

8/8
前へ
/528ページ
次へ
「我を顎で使うか…」 「使えるものは何だって使うわ…任せたわよ、風霊王ジーン」 ジーンと呼ばれた青年は嬉しそうな不敵な笑みを浮かべるとそのまま消えた。 たった1人で残されたルナは俯き、唇を噛み締める。 「許さないっ…絶対に許さないっ…!!」 恨みがこもった言葉ではあったが声は震え、瞳には涙が溢れていた……
/528ページ

最初のコメントを投稿しよう!

456人が本棚に入れています
本棚に追加