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そういった点でエルディアはルナが女王になるに相応しいとすら思う。
自らを絶対と信じ、周りから情報を得ないのは国を滅ぼす原因になりかねない。
しかし、女王となる以上は後継者が必要となのだ。
王の血を継ぐ次代の王が必要なのだ。
だと言うのにルナには異性の噂や、想い人がいる様子が全く見られない。
それどころか興味があるとすら思えないのだ。
「お話はそれだけですか?!では失礼させていただきますっ!!!!!!!」
「なっ…?!まだ終わっ」
バタン!!!!!!
…一国の姫君とは思えない乱暴な動作でルナは退出した。
「……全く…」
残された王の溜め息は部屋に消えていった。
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