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まず鳥のさえずりが聞こえた。
次に聞こえたのは牛乳配達の自転車のベルの音だった。
『………』
次第にぼんやりと覚醒していく意識の中、瞼を少しだけあけてみる
『……』
最初、見慣れない部屋だと思った。
次にここは何処だろうと考えた。
と、考えていた矢先に鼻から刺激を感じた。
何やら香ばしい香りがしてきていた。
始めて嗅ぐ臭いではないが、どこか違う香りがした。
ガチャ
部屋のドアが開いた。
突然だったので反応も出来ない。
『あ、起きてたんだ。良かった。ナイスタイミングだったな。』
入って来たのは見知らぬ少年だった。
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