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君を待つ時間
投げ出して気付く過ち
温かな心は
ころん
床に転がり落ちる
導いてくれる筈の君は
どこにいるの
氷は溶け
薄まった ミルクティーは
どうしたって美味しくなくて
空洞化した僕にあまりにも似てる
君がくれた
安いオルゴール鳴らして
口笛吹いて待ってるのだけど
聞こえますか
聞こえますか
おかえりって言うまでは
上手く呼吸できなくて
グラス越しの世界は
いつだってゆらゆら不安定で輪郭すらはっきりしない
まるで
たった一滴の君の匂いを待っていた
ずっと 待っていた の
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