はりねずみ

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はりねずみ

  君の使い古した心を拾って まぁるく丸めたいんだ     会いたいなんて呟いた そんな言葉は形だけのもので 本当は君が 今何処かで呼吸をしている それだけで僕は 過ぎるくらいに、     まぁるく丸めたい筈なのに 僕はちくちく針を刺すんだ     怖いのは 君の中の僕が呼吸を止める事 忘れられてしまう事     幼い感情がまた芽吹く   拙い言葉がさんかくの心から生まれ それを君に刺す ただ僕が呼吸を続ける為だけに   消えない様にする為だけに      
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