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―――――どうして…。
周りの景色は、霞がかかったようにボンヤリとしている。
そんな中、リオは少しの疑問と不思議な安堵感に抱かれたまま歩きだした。
太陽の光が暖かい。
辺りはうっすらと金色に包まれている。
花の中を、木々の間を、一歩一歩。
それから…。
どれくらいの時間が過ぎたのか、ふと気が付くと大きな湖が広がっている場所まできていた。
光を受けて、白く輝いている湖。
湖面に反射した光が、水の上で踊る。
そのずっと先には、白い神殿のようなものが建っている。
それと…人影?
頭の中で何かが弾けた。
誰か…誰かいるのか?
リオはひかれるように、湖へと近づいていった。
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