出会い

6/11
前へ
/194ページ
次へ
今日は入学式ということもあり授業がなく学校が終わった。 重岡と帰りにファミレスに行った。 「冬磨~、ウチのクラスに可愛いやついたか?」重岡が言った。 冬磨は少し声が詰まった。 「…」 「いたのか?」 重岡は一応親友だから話すことにした。 「俺なんかの席の2つ前の席の女子。可愛いかったぁ~。」 「お前。だからキョロキョロしてたのか!?冬磨ちゃんはお盛んねぇ~。」 「お盛んって…。てめぇ馬鹿にすんなよ💢」 「まぁ落ち着けって。で、一目惚れってかんじ?」 「う~ん。そういうところかな~。」 「ヤりたい?」 「殺すぞ…」 冬磨は重岡の耳を強めに引っ張った。 「イタタタタタ!」 「せいぜいもがき苦しめ。そういうんじゃなくて、俺はただあの子の笑顔を見てたいだけ。お前みたいな変態には分からないだろうなぁ~。」 「そんなことねぇし。全然分かるし。冬磨モテるんだし告っちゃえば?」 冬磨は顔が真っ赤になった。 冬磨は結構イケメンで中学の頃女子からかなりモテた。 しかし付き合わなかったのだが。 「ハァ!?まだ早いだろ?早過ぎだって。まぁ、後々は…」 「まぁ頑張れよ。俺にできることがあれば何でもするから。応援してるからな。」 そして2人はファミレスを後にした。
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1285人が本棚に入れています
本棚に追加