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でも、断る理由もないから…結局交換する事に。
先に佐々木が携帯を渡してきたので、まずは自分が佐々木の携帯を見ながらメモリーを登録する。
早く帰りたい一心から早速打ち込んでいると、いきなり佐々木が「あ!やべっ、忘れてた!!」と言い、その場から突然大きな声で、女子のかたまりの方向に向かって叫び出した。
「准!今日って女子は部活、何時から?」
佐々木のあまりの声の大きさに、教室に残っていたクラスのみんなが一斉に僕らの方向を向く。
…その瞬間、僕はエリと目があってしまった。
もちろん、すぐあからさまに不機嫌そうな顔をされ、すぐにその視線はそらされたけども…。
勘弁してくれよ……。
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