6/10
前へ
/130ページ
次へ
何回かのコール音で 彼女に繋がった。 「何の用やねん?」 久しぶりに聞いた彼女の声に テンションは最高潮に上がり 心なしか声も震えた。 「随分な物言いじゃない? 久しぶりに電話したのに。」 少し落胆したように言うが それもこの先のゲームを 考えたからこそするんだけど。 「あんたが 電話してくるちゅーことは 飽きたから何か オモロイことないかって事やろ?」 予想していた通りの答えが返ってきて テンションもさらに上がる。 「ご名答❗❗さすがね🎵 わかってるんだったら・・・」 早く早くと欲求が溢れてくる。 「そんな焦らんでもぇえやろ? そう思って 今探したってんねんから・・・」 私との会話中に そんなことをやってのける。 さすが裏社会トップの情報屋だ。
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加