2/8
前へ
/130ページ
次へ
僕たち二人は中学生で 双子にもかかわらず 同じクラスだ。 「おはよう❗❗」 彼女は結城志帆こと しぃちゃん。 僕と姉の幼馴染みだ。 僕の唯一の癒しで 姉のことで よく相談している人。 「はよっす❗」 彼は僕の親友にして 姉の悪戯仲間の 皆木秀樹こと秀ちゃん。 僕には悪戯しないけど 先生陣には姉と一緒で 要危険人物に認識されてる。 「おはよう二人とも」 最近本当に平穏だと 思ったときに限って 嫌な予感がする。 その元凶は 姉の他に何も思い浮かばない。 悟った僕は乾いた声で笑った。 「あら。そんな顔してると 幸せが逃げていくわよ」 あんたがそうさせてるんだ、 なんて言える訳がない。 言った瞬間血祭りにされる。
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加