第4話

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「へぇ、なかなか綺麗に  片付いてんじゃん。広いし。  ま、道明家(うち)には  及ばないけどな。」 「楓が掃除してくれてるからな。  羨ましかろう?」 発言の一つ一つに 毒をちりばめる 紅葉の挑発に乗る雪に 問答無用の拳を与えて、 楓は紅葉に自分の使っている 部屋を使用するように言った。 「何でっ!?」 「嫌か?綺麗にしてあるぞ?」 焦った様に聞く紅葉に 不思議そうな顔をする。 「いつも俺と一緒のベッドで  寝てるから  使ってないもんなぁ。」 語尾に ハートマークを付けながら 楓の拳から復活した雪は 殴られ、再びノックダウン。
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