510人が本棚に入れています
本棚に追加
「わ、笑い事じゃねぇよっ!
その後、
追い駆けてもこないし、
俺、すっごい寂しくてっ…
愛されてないのかなって…
身体だけなのかなって…
んで、
やっぱ捨てられたかなって…。
向こうから連絡もこない…。」
「悪い、悪い。
紅葉、こっちにおいで。」
涙を溜め、唇を噛み締める紅葉を
楓は布団の中に招き入れた。
「わかったから泣くな。
な?とにかく明日、
一度彼氏の家に行け。」
「どゆ…事?」
思いもよらない兄の言葉に
紅葉は目を丸くする。
最初のコメントを投稿しよう!