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「ちょっと目が違うとか
判るんすか?!」
すげぇな、オッサン!
と言わんばかりの玲の顔。
「何年付き合ってると
思っているんだ!
楓の事なら隅から隅まで
俺が一番良く知ってる!」
鼻息も荒く、
どれ程楓の事を知っているか、
と熱く語るオッサン一名。
会話のズレてきた2人に
雪曰く楓ではないらしい男が
噛み付く。
「煩い!
俺は今、成長期なんだ!
小さくない!
俺はお前が桂 雪か
と聞いているんだ!」
「成長期ぃ!?」
玲と雪の声が仲良く
ハモったところで再び、
今度は静かに
店の扉が開けられた。
淑やかにベルが鳴る。
「雪ぅー。玲くーん。」
入ってきたのは…
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