第2話

4/5
前へ
/65ページ
次へ
「桂 雪!  お前、兄ちゃんと  付き合ってるそうだな!」 「紅葉!」 いきなり何なんだ、 と楓が紅葉を諫める。 「人を指差しちゃ駄目だろ!」 そこなの? 嗜めるのはそこなの?! と二人が楓を見やる。 いろいろ、あるだろう。 他に 言わなければならない事が…。 「俺は…  俺は認めねぇからなっ!!」 「…何を?」 この期に及んで紅葉の 言わんとするところが わかっていない楓。 何をどう聞いていたのだろうか。 玲がこっそり溜息をついた。
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

510人が本棚に入れています
本棚に追加