第2章

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それから先生は教科書を取り出し、授業の説明を始めた。 「まず助動詞を全部覚えます!」 古典の助動詞は教科書見開き1ページ分あった。 あたしはその多さに驚いて思わず 「えっこんなに?!」 あたしの脳じゃ無理じゃない?とか思ってたら 「うん、がんばろうね」 と悪戯っこみたいに笑って言った。 (わあーこの人結構容赦ないゾ☆) と思った。 …だけどそのクシャッて笑った笑顔がかわいくてあたしの胸はギューッてなった。  
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