第3章

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約1ヶ月、塾内でひと目見れることだけが唯一の幸せだった。 そして4人の先生を試したけどやっぱり橋本先生よりいいと思える人はいなくて、結局あたしは先生を担当にしてもらった。 次の木曜日に会ったとき 「麻奈ちゃん、これからよろしくね」 その笑顔をみた瞬間、会いたくてしょうがなかった気持ちが一気に吹き飛んだ。 ……でも今思えばこのときのあなたへの想いはまだそんなに大きいものではなかった。 だってあなたを知れば知るほどスキの気持ちは大きくなっていったからー…。
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