第4章

2/11
前へ
/113ページ
次へ
ある火曜日の朝、眠り目をこすりながら学校に行き、席に着いたとたん担任の田中先生が入ってきた。 「はい、席着けーHR始めるぞー。」 (ギリギリセーフッ! ………けど…眠…い…。) あたしが再び別世界に旅立とうとしたとき、信じられない(むしろ信じたくない)声が聞こえてきた。 「2週間後に期末テストあるからなー。時間割貼っとくぞー。」 …………てすと? ………TESUTO? ……テスト…? テスト?! ぃやぁあぁあぁあーー!!!! …忘れてた。 完全に忘れていたよ。 ああぁぁぁぁあ…最悪。 橋本先生のことばっかり考えてたらテストなんて存在忘れてた。
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

190人が本棚に入れています
本棚に追加