第4章

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HRが終わって親友の悠紀(ユキ)がやってきた。 「ねぇーもう2週間前なんだねー!」 あたしの前の席に座るなり、そう切り出した。 「あたしなんてテストって存在忘れてたしー」 「えー普通忘れるか~?笑」 「うんーなんかいろいろあったからさー!」 なんていつものくだらない話と同じようにてきとーに流してその話は終わった。 あたし自身、やばいだなんて思っておきながら塾だって通い始めたし、数学と化学と古典はとりあえず大丈夫でしょ、だなんて高をくくっていたー…。  
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