プロローグ

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人が車に轢かれそうになっていた。 それを見た瞬間、俺にあの時の記憶がよぎった。 守れなかったあいつ。 物凄く泣いて悲しんでいたお袋。 そして誰よりもその事実を呪った俺。 正直、犬死にはゴメンだ。 だけど、これでいいのか? これで俺は強いと言えるのか? 俺はどうすればいいんだ? 何だ、簡単な事じゃねぇか。 要するに犬死にしなきゃいいんだろ? 上等じゃねぇか。やってやるよ。 俺は今から親父、テメェを超える!! 俺は道路に飛び出した。
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