覚醒 ー 守護ー

4/6
前へ
/25ページ
次へ
扉を開け 僕は雅を探した 椅子に座り安らかに眠っていた レ「こんなところでは風邪をひくよ…雅…」 綺麗な漆黒の長い髪…長い睫 白い肌… 細いしなやかな体… 僕は 首筋を見た… その 白い首筋に 僕の牙を突き刺し その中に流れる血を 飲んだらどんなに 幸せだろうと… だけどその思いをぐっと抑えた… もし今 僕が彼女に牙を立ててしまったら… 彼女は 死んでしまうかもしれない… それに… 怖い思いをさせてしまうから… あれこれ考えていると blackroseが 扉を開け 雅を見た 「…雅様……」 「雅ちゃん…今度こそ守るからね…」 「雅…ごめん…」 「僕らは今度こそ守るからね…」 彼らは 上から 燐、 抄吏、京、啓太 、 彼らは 一千年前に 雅を加奈子から守れなかった事をずっと悔やんでいたのだ… 誓いを立てたのにと… レ「雅をよろしく頼むよ。僕は少し用事があるから…」 燐「わかりました。レイ様…」 抄「ほ~い!わかった~部屋に連れて行きます~」 京「……。」 啓「承知しました」 4人は雅を連れて部屋に戻っていった。 僕は用事を済ませるため庭に向かった。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加