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私はレイに手をひかれドアの中に入った。
するとそこにはたくさんの人がいて有名な俳優や綺麗な男女が社交ダンスをおどっていて 。
とても華やかな雰囲気…しかし一番異様なのが一つ
その部屋には窓が一つもないということだけだった。
まるで光を遮ったあの牢獄のように
レイは私をステージの上の席へと座らせた
すると
料理が次々と並んで こちらを向き 優しく
「好きなものを食べていいよ」
と笑みながらいい
私が食べているのを愛おしそうにみていた。
夜の子の刻を過ぎるとレイが
真剣な顔つきで
「雅、これから少し痛い思いをさせるかもしれない…でもここで成さないと君を危険に晒すことになるから了承してくださいね」
と私に言った。
その時私は何が危険なのかわからず
「…危険？事情は解りかねますが。わかりました…」
そう述べた瞬間だった
この大きな部屋の 華やかな雰囲気が殺伐とした雰囲気に変わり私は体を硬直させた。
「ここには僕らのような優しい吸血鬼も居れば命を狙う吸血鬼もいるだから危ないんだ。少しの間我慢してくださいね。」
レイはそういうと私の首筋を舐めキスをした
「!!!っ」
唇が触れた所が激痛を起こし私はそのまま倒れて気を失った
「君にはもう少し眠っていてもらおう…君は僕の大切な－－なのだから」
君は 封印された 仮の人間。
僕の事は忘れているだろう…でももう君には
辛い思いはさせない
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