吸血鬼の晩餐会

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ー純血の吸血鬼たち… 純血の吸血鬼たちは 自分の時間をとめる事ができる 僕が見た 御園 雅 は 人間にしては神々しく 美しい 女だった… だが今の彼女は…あいつに体を乗っ取られ 暗闇の中に閉じ込められ普通の人間のようだった 吸血鬼社会の禁忌を犯したあの事件がなかったら…と僕は考えていた ー吸血鬼社会の禁忌ー それは 純血種狩り… もとは純血種同士の喧嘩がはじまりだった ペルシア事件 ペルシア城に 雅に乗り移った 加奈子が現れ 雅のその美貌と強さを欲しいがままにし 雅の体で最大の禁忌をおこした… 吸血鬼狩りだった そして雅は 無罪を悲願したが…昔の最高官 に 有罪を確定され 一番 光もなにもかも届かない 最下層の牢獄にいれられた… 雅は 自分が人間じゃないことがわかっていなかった… 最下層の牢獄に一千年 閉じ込められていたのを知らずに… 記憶が飛び 僕の事を忘れてしまった…。 何年も何百年も君を待ち続けてきたのに…
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