717人が本棚に入れています
本棚に追加
えっ…
まずい…このままでは危ない。
父親は、かなり興奮しているようで、
「俺の沙良を…俺の沙良を返せ!」
そう言いながら、ジリジリと俺達に詰め寄った。
俺は、沙良を自分の後ろへと促し、かばうように後退りした。
でも、父親の目的はきっと俺だ。
こんなとこで俺は負けてなんかいられない。
俺がいなくなったら、沙良はどうする?
また、前の生活に戻る事になる。
そんな事は…絶対にさせない。
最初のコメントを投稿しよう!