*眠れぬ日々*

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俺は、どのくらい眠っていたのだろう。 その間、いつも沙良はこうして俺に語りかけてくれていたのだろうか。 そう考えると、嬉しさと同時に、申し訳なさでいっぱいになった。 俺は、しばらくそんな沙良の後ろ姿を眺めていた。 そして、少したって、沙良は窓を閉めゆっくりとこっちを振り返った。 「心…ちゃ…」
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