異変

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東京都心の公園。 郊外から電車で通勤。 多摩川を超えた辺りから途端に緑は少なくなる。 不思議なもので「緑」は心を落ち着かせる。理系に精通してないから理論は全く分からないのだが、自然と通勤途中にこの公園に立ち寄る自分を顧みると、何らかの心理的作用が働いているのだと感じる。 桜の季節は足早に過ぎ去り、木々は薄い緑の若葉を茂らせている。 都心に現れたオアシス―― 正にそんな形容詞が相応しい。 通勤前の心地良い一時。 だが、最近、そんな時間でも異変を感じているのだ。
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