8256人が本棚に入れています
本棚に追加
東京都心の公園。
郊外から電車で通勤。
多摩川を超えた辺りから途端に緑は少なくなる。
不思議なもので「緑」は心を落ち着かせる。理系に精通してないから理論は全く分からないのだが、自然と通勤途中にこの公園に立ち寄る自分を顧みると、何らかの心理的作用が働いているのだと感じる。
桜の季節は足早に過ぎ去り、木々は薄い緑の若葉を茂らせている。
都心に現れたオアシス――
正にそんな形容詞が相応しい。
通勤前の心地良い一時。
だが、最近、そんな時間でも異変を感じているのだ。
最初のコメントを投稿しよう!