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本当に言ってくれるなんて思わなかった。
もう一度、今度ははっきりと聞きたい。
「・・・・聞こえない」
「は、嘘つかないでよ」
「本当に聞こえなかった」
「・・・・はぁ、・・・・・・・・・・すき・・・・・////」
嬉しかった。
心が満ちていく、押さえきれずに溢れてしまう。
「オレもだ、恭弥っ」
「ちょ、ちょっと!」
ぎゅっと、思いのままに抱きしめる。
今の至福が嘘でないように、ディーノは雲雀の熱を感じようとしていた。
そしてまた、雲雀もディーノの熱を感じは始めている。
もう誰にも・・・・・・
このじゃじゃ馬は、自分にしか扱えない。
愛しいキミへ
「誕生日おめでとう、恭弥」
‐END‐
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