跳ね馬×じゃじゃ馬

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跳ね馬×じゃじゃ馬

並盛中学校・放課後の応接室、そこに一人のイタリア人の青年が訪れた。 「よぉ、恭弥」 彼の見つめる先にいる黒髪の少年が不機嫌そうに吐いた。 「・・・・何しに来たの」 少年は並盛中を誰よりも愛し、冷静で戦いを好む最強の不良で風紀委員 その名は『雲雀恭弥』 「そう睨むなって」 「部外者は出てってくれない?」 「せっかく遊びに来たっていうのに」 「別に来なくていいよ」 「たく、かわいくねぇな」 青年の名は『ディーノ』 キャバッローネファミリー10代目ボス、5千人の部下を束ねるイタリアの“跳ね馬”彼はボンゴレリング争奪戦(ボンゴレファミリー次期ボスの座をかけての後継者争い)ボス候補の一人、沢田綱吉の兄弟子であり、雲雀恭弥の家庭教師でもある。 「そー言えば、今日は何の日か知ってるか?」 「・・・・・・・・」 雲雀は何かあっただろうかと考えると、 「忘れたのか?今日は5月5日、恭弥の誕生日だろ」 「っ!?」 突然、自分の誕生日を言われて驚いた。 どうしてこの男が知っているのか、それがどうしたのか雲雀には分からなかった。
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