第一章

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チュンチュンチュン… 鳥の囀りが聞こえてくる ピピッ…ピピッ… それを掻き消すかのように電子音が段々と大きくなっていく 私 北山亜希の朝はこの音から始まる 寝起きで気怠い体を起こし キッチンに向かう 薬缶を火にかけ パンをトースターにセットする その間に卵を焼く おっと サラダも忘れないようにしなくっちゃ; 住み始めて約1ヶ月半が経つ このアパート 4月から養護教諭として私立西城学園で働く事になった私は 学園の近くで一人暮らしを始めた 最初は戸惑いもあったけど 何とか過ごせてる これからも上手くやっていけると思ってたんだけど… どーも思い通りには行かないみたい… _
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