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俺が 幼稚園の年少組の時 クリスマスは「キリスト」とかいうすごく偉い人 ・・・と言うか 神様みたいな人の誕生日だと教わった。その時の俺はそんなこと知らなくて ただクリスマスツリーを飾って ごちそう食べて ケーキ食べて 寝ながらサンタのオッサンの持ってくるプレゼントを待ってるだけでその日のことを深く考えたことはなかった。 翌日 俺はさっそく近所の違う幼稚園の友達に教えてやった。するとみんな驚いた。それがよっぽど嬉しくて 母さんにも教えてあげよう と思った。母さんも 驚いてくれた。(まぁ 驚いたフリをしてくれただけだったけど・・・)そして調子に乗った俺は 親父にも教えた。親父も驚かしてやろうと思って・・・。けれど親父は驚くフリさえもせず、ただ にっこりと笑って俺の言った事に対して、一般的な幼稚園児には到底理解できないような補足した。 ・・・なんか分からないけど やたらとムカついたのを覚えている。ただそれだけのはずなのに。 期待していた答えと違ったから まあ なんとも幼稚な理由で 親父のことが その時から嫌いになった。 くだらない? ・・・うるせぇな 今も親父は嫌いだが そんな理由で嫌いな訳じゃない。そこまで器の小さい人間じゃないからな! もっと 別なことだ ・・・まあ これに通じることも多少あるけどな
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