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「渚…お前は本当に良い女だな」 「あったり前じゃーん!だって、仁の彼女だよ?」 仁に向かって親指をグッと立てて見せ、その後私は仁の頬にキスをした。 「仁…私はまだただの高校生で何の力も無いけど、仁を救ってみせるからね」 「今日…もう、お前は俺を救い出してくれたよ」 仁はそう言うと、私の左頬にキスをした。 「珍しい…仁からキスしてくれた」 告白された時以来、仁から私に触れる事はあまり無い。 どっちかって言うと、私から手を繋いだり、抱き着いたり、キスをしたりしている。 「痛くないか?」 「へ?…ああ!大丈夫大丈夫!」 仁のお母さんに叩かれた事なんて、すっかり忘れてたよ。  
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