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「仁…」
「母親がまさか帰ってくるとは思わなかったから、驚いた。と同時に、渚に嫌われるって思ったよ」
仁は私の左頬を撫でながら、私にそう言った。
「私は仁の味方だよ。何があっても」
私の頬を触る手を握って、私は仁に笑いかけた。
仁は、小さくフッと笑ってくれた。
「渚を見て、俺は変わりたいと思った」
「え?」
公園から駅まで私を送ってくれている時に、いきなり仁が言った。
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