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「本当に、家に帰っても大丈夫?」 駅に着いた私は、心配で仁に聞いた。 「今まで俺は母親から逃げていた。だから向き合うために家に帰る」 「でも…」 「大丈夫だ。俺を信じろ」 仁の目は力強く私を見ていた。 「分かった…じゃあまた明日学校でね」 「ああ。また明日な」 そう言って別れた私達。 だけど 仁は次の日学校には来なかった。  
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