a strap

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「ねえねえ仁」 一緒に帰っている時、渚がいきなり俺の名前を呼ぶ。 このテンションの時は、何か話がある時か、お願い事がある時だ。 「これなーんだ?」 渚は俺に、赤いレースとベルが付いたソレを見せる。 「ストラップ」 「正ー解ー!ねっ。仁の携帯に付けて良い?」 渚の大きな目が、俺を見つめる。  
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