両親

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会話に華を咲かせていると、ずっと話さなかった明日香さんが口を開いた。 「貴方達、いつ結婚式を開くの。」 数秒、時が停まる。 「「あ゙ぁ゙ーーー!!」」 開いた口が塞がらず、私と有慈さんの声が響き渡る。 「忘れてた。」 「貴方達がいつまでも結婚式を開かないから、他の人達が困ってしまっているのよ。」 明日香さんに説教を喰らう。 「「すいません。」」 「すぐに手配します。」 「ちょうど大安吉日の2ヶ月後に開きましょう。それまでに準備してください。」 「はい。」
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